トップページ > 近代デザイン

ウィリアム・モリス(William Morris,1834-1896)

ウィリアム・モリスは、近代デザインの父といわれ、イギリスの会社主義者、詩人、装飾デザイナー、そして画家として活躍。彼の思想と実践は、「アーツ・アンド・クラフツ運動」として根付き、発展し、後にヨーロッパ大陸、アメリカなどに引き継がれ、世界の近代デザインに大きな影響を及ぼしている。 「アーツ・アンド・クラフツ運動」(The Arts and Crafts Movement) 19世紀末から20世紀初頭にかけてイギリスを中心に繰り広げられた運動。産業革命の結果、粗悪な大量生産品が街にあふれたことを批判し、中世の手仕事に帰り、生活の中に芸術を取り込むことを主張。美術、工芸、建築の歴史上だけでなく、産業史、生活文化史、あるいは近代史全体に影響を及ぼす。21世紀を迎えた現在にも今なおその精神は世界各地で継承され続けている。 《いちご泥棒》は、モリスが赤と黄色をインディゴ抜染法に組み合わせた最初のテキスタイルである。試行錯誤した実験作業の結果、各色を個別に染め、刷り、抜くという非常に高度なプリント技法が生み出された。

イチゴ泥棒 インジゴブルーを中心に描かれている
イチゴ泥棒 インジゴブルーをベースに赤〜紫で描かれている
イチゴ泥棒 インジゴブルーをベースに淡いピンクも使われるようになった
イチゴ泥棒 インジゴブルーをベースに繊細に描かれている
イチゴ泥棒 インジゴブルーをベースにいちごの色が発色良く描かれている
イチゴ泥棒 インジゴブルーをベースに全体的にくすみのある色使いで、落ち着いた仕上がりになっている
イチゴ泥棒 「いちご盗人」中期〜後期はインジゴブルーを中心に、レッド、イエロー、グリーンなど多色の派手な色使いが多くなる。
↑↑↑  画像クリックで拡大表示されます  ↑↑↑
ページトップへ戻る

色が持つ意味色からの連想

私たちは、色彩で視覚的なコミュニケーションをとっています。色からの連想には、自由連想法(カラーサンプルを見せたり、色名をあげて、心に浮かんだ言葉を自由に答えてもらう方法)と、制限連想法(答える言葉の数や時間に制限を設けたうえで、答えてもらう方法)があります。
また、連想には具体的連想(具体的に事物を示す言葉。色の知識や記憶で連想するもの)と、抽象的連想(喜び、不安などの観念を表す抽象的な言葉。色の象徴といわれ、感情や意味との関係が深いもの)があります。
日米の学生の色と連想の比較では、共通する連想語も多い反面、特に青と黄色の2色に関する連想の違いが著しいことがわかりました。

・日米の学生の黄色と青に対する連想の違い・

黄色
日本の学生 児童 単純 成功 利益 科学 涙 兄弟 男性
アメリカの学生 嫉妬 嫌悪 権力欲 苦痛 信任 協力 調和 献身

この青と黄色に対する日米の違いは、宗教についての概念の違いがあるからではないかと考えられます。信仰の厚い清教徒のシンボルカラーが青であることや、黄色は長年ユダヤ人を意味する宗教上の差別色であったことなどが影響しているのではないかと思われているからです。

★adu's homepage.color!color!★
アクセスカウンターラー油ブライダルフォト
inserted by FC2 system