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カラーコーディネーター2級,3級問題東京商工会議所編

色の測定と表示問題

T
1.測定の際、問題になる物体の三刺激値はXYZ表色系により求められるが、XYZ表色系とX10Y10Z10表色系の違いは[  ]の違いである。
@分光分布 A波長 B視野 C反射率 

2.反射率が1で、どの方向から見ても放射輝度が一定の面を[  ]とよび、反射率測定の基準とする
@均等拡散面 A放射一定面 B完全拡散反射面 C一定反射面 

3.自然界では、シャボン玉や油膜に見られ、工業的にはカラーステンレスに応用される光の特性で、金属感のある鮮やかな色を実現することができる特性を[  ]という。
@散乱 A干渉 B回折 C反射 

4.カラーオーダーシステムに、NCS表色系があるが、これは色相、黒み、色みで表示できる。例えば色みの成分表示をする時、Y(黄)が30%、R(赤)70%の黄みの赤の場合は[  ]のように表す。
@Y30R AY70R B30Y70R CR70Y

5.測色用に相対分光分布が規定されている概念上の光源イルミナントの中で、標準イルミナントD65を実現する目的の実在の光源を[  ]という。
@標準光源D65 A常用光源D65 B補助光源D65 C補助標準光源D65

6.近年、液晶ディスプレーやホログラフィーなどのように光の反射のある特性を利用しているものが出てきたが、その光の特性のことを[  ]という。
@傾光 A偏光 B迷光 C逆光

7.干渉色を工業的に応用したものに[  ]がある。
@パールマイカペイント A高光沢白色ペイント Bメタルカラーペイント Cリーフィリングペイント

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U
2.1970年代末にスウェーデンのボルド、シヴィック、トンキストらによって提案されたカラーオーダーシステムが[ ア ]である。
オストワルト表色系やマンセル表色系との一番の違いは、本質的に標準色票を必要としないところである。へリングの[ イ ]に基づく色相(φ)、[ ウ ](s)、および(c)によって色を表している。色相(φ)はへリングの4基本色相R,Y,G,Bのうち隣り合った2色相を[ エ ]に含む比率で表される。たとえばYが40%、Rが60%のオレンジの色相の場合は、[ オ ]と表す。次に試料色の心理量成分白み(w)、[ ウ ](s)、色み(c)を総和が[ カ ]になるように評価し、たとえばそれらが30,50,20であれば、そのs,cだけを2桁ずつ連続して5020のように記す。この色は全体として5020−[ オ ]のように表現する。その色立体の形は[ キ ]と同じであるが、その色相区分や同一色相面内の区分の意味が異なる。
このカラーオーダーシステムは、欧州ではある程度普及している。心理物理量でなく、直接[ ク ]を表現して[ ケ ]などとも相性がよい方法であって、[ コ ]との関連もある程度まで明らかにされているものとして注目されている。

{語群}
(1)マンセル表色系 (2)Y40R (3)RGB説 (4)100
(5)OSA (6)DIN表色系 (7)混色的 (8)補色説
(9)黒み (10)NCS表色系 (11)混合量 (12)PCCS
(13)1 (14)明るさ (15)色名区分 (16)オストワルト表色系
(17)JS (18)心理量 (19)灰み (20)Y60R (21)心理的
(22)混色区分 (23)R40Y (24)色材量 (25)50 (26)反対色説
(27)CHM表色系 (28)物理的 (29)三刺激値 (30)CIE表色系 

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近代デザインと色彩アール・ヌーボー

1.
イギリス・フランス・ベルギーを中心に欧州全域に広まった「アール・ヌーボー」は、[ ア ]の意味で、[ イ ]の美術・デザイン様式の名称となった。これは過度な機械主義への反発的な動きが芸術家の間に広がり、直線的で機械的な様式に変わって[ ウ ]な曲線を多く取り入れた形態のものだった。この様式で生活空間及び道具類の統一を図ろうとする試みだったが、病的で[ エ ]な雰囲気が色濃くでた形態であったため、ポスター以外の分野ではあまり成功しなかったといわれている。装飾家の[ オ ]、オーブリ・ビアズレー、パリ派のエッフェル・ギマール、ロートレックなどの芸術家が、アール・ヌーボー様式を代表する。ドイツ・オーストリアでは、「ユーゲント・シュテイル」(青春時代)といった生硬なスタイルが出ている。また、ベルギーの建築家ヴァン・デ・ヴェルデ、オーストリアのクリムト、スペインの建築家[ カ ]らが活躍した時代である。
アール・ヌーボーの代表的な色彩は、黄色と合成染料の[ キ ]の発見による紫色の流行と[ ク ]が多く使われた。「タイム誌」では19世紀末を「イエローナインティーズ」(黄色の90年代)と命名したほどで、絵画、デザインに黄色が多く使われた。画家のゴーギャンやゴッホの黄色使い、そしてロートレックの[ ケ ]やミュシャ、ヴァン・デ・ヴェルデなど各作家が黄色を取り上げた時代だった。紫の流行は1856年、イギリスの[ コ ]が合成に成功した[ キ ]によって世紀末を彩る色となった。

{語群}
(1)赤と緑 (2)モーブ (3)プラム (4)装飾的な
(5)手工芸的 (6)ダイナミック (7)カフェのボワロー氏 (8)二輪車
(9)ムーランルージュ (10)マンセル・ブロイアー (11)新しい芸術 (12)人間性への回帰
(13)ベンチュリー (14)青と黄色 (15)アントニオ・ガウディー (16)新しい発想
(17)世紀末的 (18)活力的 (19)パーソン (20)パーキン
(21)パターンズ (22)19世紀初頭 (23)19世紀末 (24)18世紀
(25)ソニア・ドローネ (26)無気力 (27)ウィリアム・モリス (28)ヴァイオレット
(29)チャールズ・ジェンクス (30)白と黒

2.
アメリカのモダン・デザインの先駆者としてインダストリアルデザイナーの[ ア ](1893〜1986年)とヘンリードレファス(1904〜1972年)がいる。[ ア ]は従来の内部機構がむき出しの複写機や[ イ ]の外観をすっきりした形態にリ・デザインしたのをはじめとして、ペンシルベニア鉄道の流線型の車体デザイン、赤い円形を強調した「ラッキーストライク(たばこ)」のパッケージ、赤字に白地を使ったコカ・コーラのデザイン等、シンプルな形態と[ ウ ]のある配色の作品で、すぐれたデザインが販売促進に大いに貢献することを実証した。日本の「ピース(たばこ)」のパッケージも彼の作品で[ エ ]と金の鳩のデザインは話題となった。ドレファスは「人間に合う機械こそが最も効率の良い機械である」との信念から[ オ ]、心理学的視点に立ったデザインを多く発表している。聞く部分と話す部分を一体化させ、プラスチックの軽量素材を使った電話機「300型」や黒とシルバーのコダックカメラのボディなどがその作品である。

{語群}
(1)ネービーブルー (2)レイモンド・ローウィ (3)ナイトブルー (4)ラジオ
(5)構造 (6)冷蔵庫 (7)類似性 (8)同一性
(9)コントラスト (10)ロバート・ベンチュリー (11)フィリップ・スタルク (12)ピース紺 (13)生理学 (14)人間工学 (15)洗濯機

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過去問題例<写真問題>

 下の写真は、ハーブせっけんのディスプレーである。色とりどりのせっけん、香料、パッケージが密集しているが、全体[ア]が図られている。
 [ア]していると感じられる最も大きな要因は、照明効果から生まれるこの画面全体を覆う中間色の[イ]と、面積の多くを占める[ウ]系の存在である。また、こうした控えめで素朴な表情の色にふさわしい[エ]をもつ材料をそこそこに配し、画面全体が一定のイメージで統一されている。
 この展示でまず見てとれるのは、ディスプレー全体の[オ]である。ものを表現するには、色彩だけでなく、全体[オ]に沿ったイメージの統合を図ることが常道である。一般に受け入れやすく、わかりやすい表現を目的とする場合には、[オ]に整合する形、モチーフ、素材、色を使用することで[ア]感がとれる。

                照明効果画像

{語群}
@構成 A調和 B企画 Cコントラスト Dトーン・オン・トーン
Eトーン・ドミナント Fブラウン Gグリーン H無彩色
I重厚感 J素材感 Kメタリック感 Lアイデンティティー
Mフォルム Nコンセプト


〜解答〜
色の測定の実際 1.B 2.B 3.A 4.A 5.A 6.A 7.@
ア(10) イ(26) ウ(9) エ(21) オ(20) カ(4) キ(16) ク(18) ケ(15) コ(30)
近代デザインと色彩 1.ア(11) イ(23) ウ(5) エ(17) オ(27) カ(15) キ(2) ク(30) ケ(9) コ(20)
2.ア(2) イ(6) ウ(9) エ(12) オ(14)
過去問題例 アA イE ウF エJ オN

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